2024.5.22
コラム「ゴルフクラブの購入を検討しているけれど名前が分からない」
「名前とそれぞれの役割や使い分けを知りたい」
「ゴルフクラブの種類がたくさんあってよく分からない」
趣味としてゴルフを始めようとしている、またはもう始めている方は、聞き慣れない特有のゴルフ用語に悩まされているのではないでしょうか?
特にゴルフクラブの種類は多岐にわたり、それぞれ名前もつけられています。
それぞれの名前を知っておかないと、ゴルフクラブの購入に困ったり、ゴルフ仲間との会話がよく分からなかったりするかもしれません。
そこで本記事では、ゴルフクラブの名前や種類ごとの特徴、使用場面についてご紹介。
さらに、ゴルフクラブの各部位の名前や初心者がゴルフクラブを購入する際に揃えておきたいものについてもまとめました。
この記事で、まずはゴルフクラブの種類と名前について基本的な部分をおさえておきましょう。
ゴルフをプレーするうえではゴルフクラブの名前をはじめ、それぞれの特徴についておさえておきたいところ。
そこで、ゴルフクラブの種類ごとの名前や番手、平均飛距離について以下の表にまとめました。
種類・名前 | 番手 | 平均飛距離 | |
---|---|---|---|
男性 | 女性 | ||
ドライバー | 1W | 200~250y | 150~200y |
フェアウェイウッド | 3W | 180~230y | 120~180y |
5W | 170~210y | 110~170y | |
7W | 140~190y | 100~160y | |
9W | 130~180y | 90~140y | |
ユーティリティ | 3UT | 190~210y | 120~150y |
4UT | 170~190y | 110~140y | |
5UT | 160~180y | 100~130y | |
6UT | 150~170y | 90~120y | |
アイアン | 3I(ロングアイアン) | 160~200y | 100~125y |
4I(ミドルアイアン) | 150~185y | 90~150y | |
5I(ミドルアイアン) | 140~170y | 80~140y | |
7I(ショートアイアン) | 120~150y | 65~120y | |
9I(ショートアイアン) | 100~130y | 55~95y | |
ウェッジ | PW | 80~120y | 50~80y |
AW | 70~110y | 45~70y | |
SW | 60~100y | 40~60y | |
パター | PT | – | – |
それでは、各ゴルフクラブの特徴や使用場面について次から詳しく見ていきましょう。
「1番ウッド」とも呼ばれることもあるドライバー。
シャフトがゴルフクラブの種類のなかで最も長く、ヘッドも最も大きくて軽いことが特徴です。
このドライバーという名前は「遠くまでボールを運ぶ=Driveする」が由来と言われています。
ボールに当てるとゴルフクラブのなかで最も飛距離が出るクラブであるため、ティーショット(第1打目)に使用され、基本的には2打目以降に使用することはありません。
ヘッドの芯に当てて、飛距離を稼ぐことを目的に使われるゴルフクラブであることを覚えておきましょう。
フェアウェイウッドは、ドライバー(1番ウッド)以外のウッド類の総称です。
ドライバーよりもヘッドが小さく、シャフトも短いのが特徴。
地面(フェアウェイ)の上にボールを置いた状態で打つことを想定したゴルフクラブで、ドライバーほどではないものの、飛距離も十分に出るクラブです。
使用場面としてはセカンドショットやドライバーで打つには適していないと判断される場合のティーショットが挙げられます。
また、フェアウェイウッドには「3番」「4番」「5番」といった番号がつけられており、番号が小さくなるほど飛距離が出ます。
さらに以下のように3〜5番ウッドには、別名があるということも知っておくと良いでしょう。
番号 | 別名 |
---|---|
3番ウッド | スプーン |
4番ウッド | バッフィー |
5番ウッド | クリーク |
※2番ウッドは「ブラッシー」と呼ばれるが、ほとんど販売されていない
ちなみにウッドで一般的に使用されることが多いのは、3番・5番・7番・9番と言われています。
ユーティリティは別名「ハイブリッド」と呼ばれることもあるクラブで、機能的にフェアウェイウッドとアイアンの中間に位置します。
ヘッドの形状は2種類あり、フェアウェイウッドに似ている「ウッド型」とアイアンの形をした「アイアン型」があります。
ロングアイアンよりもやさしく打てて、飛距離も出るのが特徴で、さらにミスショットも少ないと言われています。
このユーティリティにも番手があり、3番・4番・5番・6番のラインナップが主流。
歴史は浅いものの近年では種類も増えて、初心者から上級者・プロまで使用者が多くなってきているクラブです。
アイアンは名前のとおり、ヘッドが鉄でできており、平たい形をしています。
アイアンは飛距離に応じて1〜9番までの数字がつけられており、本数のバリエーションが最も多いクラブです。
番手 | 名前 | 特徴 |
---|---|---|
1~3番 | ロングアイアン | アイアンのなかでも飛距離が長いもの |
4~6番 | ミドルアイアン | 中距離を狙う |
7~9番 | ショートアイアン | 近距離からグリーンを狙う際に使われる |
番手が1つ上がる(数字が小さくなる)と約10ヤードずつ飛距離が伸びます。
つまり最も飛距離が出るのは1番アイアンで、最も飛距離が短いのは9番アイアンです。
使用場面としては、第2打目以降のほか、ショートホールの第一打目においても使われ、ラウンド中の使用頻度が最も高いゴルフクラブだと言われています。
アイアンは、飛距離を調整する場面で使われるクラブであるため、使用する際は番手ごとの飛距離を把握することがポイントです。
ウェッジは、アイアンよりも短く、ヘッドが少し丸い形状をしたクラブです。
飛距離を稼ぐというよりも短い距離を打ったり、ボールをグリーンに寄せるといったコントロール性を求められる場面において使われます。
また、ウェッジには4種類があり、距離や状況において使い分けがされます。
ウェッジの各種類の違いはロフト角の大きさ。
ロフト角は、シャフトを地面と垂直に持った時に、シャフトとフェース面が作り出す角度のこと。ロフト角が小さいと飛距離が大きく遠くにボールを飛ばせます。一方、ロフト角が大きいとボールが高く上がります。
この4種類のウェッジにおいては、ピッチングウェッジ・アプローチウェッジ・サンドウェッジ・ロブウェッジの順にロフト角が小さく、飛距離が出ます。
ピッチングウェッジは、ロフト角が小さく、ウェッジのなかでは飛距離が出やすいとされるクラブ。
ウェッジではあるものの、近年ではピッチングウェッジまでをアイアンのセットとして組み込まれることが主流です。
使用場面としては、短い距離のショットやショートアイアンでは飛びすぎると判断できる場面などがあります。
初心者にとっても使用頻度が高いウェッジですので、セッティングに揃えておきたいところです。
アプローチウェッジは、ピッチングウェッジよりもロフト角が大きく、ボールをグリーンに寄せたり、ボールを高く上げたりすることが得意なゴルフクラブ。
特にラフ(フェアウェイ以外の芝や草が伸びた場所)でボールが埋まっている場面で、脱出をするために使われたり、バンカーを避けるために高さのあるショットをしたい場面で使われたりします。
サンドウェッジはロフト角が大きく、ボールを高く打ち上げるために使われるゴルフクラブです。
主にバンカーショット(砂場からのショット)やラフからの脱出に使われます。
というのも、サンドウェッジはほかのウェッジと異なり、ヘッド部分に「バウンス」と呼ばれるふくらみがつけられているため、ヘッドが砂に潜りにくい構造になっています。
そのため、バンカーからのショットではサンドウェッジが欠かせません。
初心者・上級者関わらず、ゴルファーにとって必須とされるクラブであるため、ゴルフクラブのセッティングに組み込んでおきたいクラブです。
ロブウェッジはサンドウェッジよりもロフト角が大きく、ボールをより高く上げられるように作られたウェッジです。
特にロブショット(高い弾道で転がりをおさえた打ち方)が打ちやすいように設計されており、ボールを浮き上がらせるようなショットが可能。
また、転がりをおさえられるため、ボールの着地点でピタッと止めたい場面でも使用されます。
ボールを高く上げたい、かつ止まる球を打ちたいという場面で重宝されるウェッジです。
ただ、ロブウェッジでの安定したショットはある程度の練習と経験が必要なため、中級者・上級者向けのクラブといえるでしょう。
パターは、グリーン上にあるボールを転がし、カップに入れるためのクラブ。
他のクラブはボールを遠くに飛ばすことに特化しているのに対し、パターはグリーン上のボールを転がすことに特化しています。
パターにもさまざまな形状があり、大きく分けて3種類あります。
ゴルファーの好みやプレースタイルによって適しているものが異なるため、人によっては種類が違うタイプを何本も所持しているケースもあります。
各種パターの特徴について次から見ていきましょう。
ピンタイプは、細長い長方形の形状をしており、昔からあるオーソドックスなパター。
ヘッドは小さく、パター自体の重量は軽いのが特徴です。
そのため、パター自体の重さでボールを転がすというよりも、ゴルファー自身の感覚でボールを転がすというイメージで打ちます。
上級者やプロゴルファーはピン型を使用する人が多いといわれています。
マレットタイプは「カマボコ型」と呼ばれることもあり、ヘッドの後ろがふくらんでいる形状をしているパターです。
ピンタイプと比べてヘッドが重いため、パター自体の重さでボールを転がすといった打ち方ができます。
また、まっすぐにボールを運ぶことができるため、距離が稼ぎやすいことも特徴的です。
ネオマレットタイプは、マレットタイプよりもさらにヘッドが大きい形状をしています。
マレットタイプ同様、ヘッド自体が大きく重さがあることで距離を出しやすいため、初心者におすすめされることが多いパターです。
重心が深く設定されており、打点が少し外れたとしてもミスの幅を小さくできるといった点も特徴的です。
ゴルフクラブは以下のように部位ごとに名前がつけられています。
部位の名称もよく使われるため、ゴルフクラブの種類の名前とあわせておさえておきましょう。
「グリップ」はゴルフクラブの持ち手の滑り止め部分のこと。
体とゴルフクラブが触れる唯一の部位であるため、自身の手にフィットしているかどうかが重視されます。
自分に合っているものでないと、握りやすさや打つ感覚が大きく変わるため、選ぶ際は太さ・重さ・素材にもこだわるようにしましょう。
グリップとヘッドを繋ぐ部分を「シャフト」と呼びます。
シャフトには、金属素材でできている「スチールシャフト」と炭素繊維でできている「カーボンシャフト」の2種類が存在します。
シャフトの役割はゴルファーのスイングをヘッドに伝えること。
そのため、いくらヘッドが良いものでもシャフトがマッチするものでなければ、思い通りに打てないと言われるほど、ゴルフクラブでも重要な部分です。
ヘッドはボールが当たる部分を指し、以下のように部位が分かれています。
ヘッドの各部位 | 部分 |
---|---|
フェース | ボールの当たる面 |
バックフェース | フェースと反対の面(アイアンのみ) |
クラウン | 上面 |
ソール | 下面(地面側) |
ネック | シャフトとヘッドの付け根の部分 |
トゥ | ヘッドの先端部分 |
ヒール | ヘッドのシャフト側 |
ヘッドの各部位は「トゥ(つま先)」「ヒール(かかと)」のように体の部分に例えられているため、覚えやすいのではないでしょうか。
ヘッドは軟鉄やステンレス、チタンなどの金属素材で製造されています。
また、ヘッドの大きさの単位は「cc」が使われます。
ラウンドをする際にコースに持ち込めるゴルフクラブの本数は14本までとルールで決まっており、15本以上持っているとペナルティの対象になってしまいます。
ただ、初心者であれば14本を揃える必要はなく、以下のような必要最低限のゴルフクラブを揃えることから始めましょう。
▼初心者のゴルフクラブのセッティング例
|
必要最低限のゴルフクラブで良い理由としては「本数が多いとゴルフクラブの選択に迷いが出る」「予算が大幅に超える」などが挙げられるため。
そこで、ゴルフ初心者におすすめなのは、ビギナー用のクラブセットの購入です。
ラウンドに必要なゴルフクラブが揃えられているほか、セットだと5万円台〜で、単品で買うよりもお求めやすい金額です。
ご自身のプレースタイルを知り、経験を積んでからベストなゴルフクラブを買い揃えると良いでしょう。
関連記事:「ゴルフクラブの持ち込みは何本まで?必要な種類と本数を初心者にもわかりやすく紹介」
最後に、私たちレゴリスおすすめのゴルフバッグを2つご紹介。見た目のカッコよさが印象的なゴルフバッグです。
ゴルフクラブの購入とあわせていかがでしょうか。
アメリカンバイクの刺しゅうがインパクト大な一方、ヘルメットデザインのファスナー引手が細やかなデザイン性を感じさせるゴルフバッグ。
見た目のカッコよさと際立つデザインで、周りからも「どこのゴルフバッグ?」と聞かれるでしょう。
1カラー限定100本の希少性も魅力的なモデルです。
製品名 | SHERIFF【アメリカンシリーズ】 |
---|---|
品番 | SFA-015 |
素材 | エナメル |
カラー |
・クリアーホワイト ・アイアンブルー ・ガンメタリックブラック |
サイズ | 9.5インチ |
重量 | 3.9kg |
ターコイズブルーのラインが目を引く、高級感のあるアクセコレクションのゴルフバッグ。
本革調の合成皮革を使用し、シックなイメージがありつつも、スタッズ使いによりおしゃれなカッコよさも魅力的です。
こちらも各カラー100限定で周りとかぶりにくいのも嬉しいポイントといえるでしょう。
製品名 | VALIANT【ACCEコレクション】 |
---|---|
品番 | VA-022 |
素材 | 合成皮革 |
カラー |
・BLACK×TURQUOISE ・WHITE×TURQUOISE ・NAVY×TURQUOISE |
サイズ | 9.5インチ |
重量 | 4.2kg |
私たち株式会社レゴリスはゴルフバッグ専門メーカーです。
ゴルフは単なる娯楽ではなく、『人を楽しくさせる』『人の笑顔をつくる』『人と人をつなぐ』特別なモノであることを世の中に伝え、一人でも多くのゴルファーを増やすことをミッションとして、モノづくりのまち東大阪市で誕生しました。
ゴルフバックの製造・販売だけでなく、修理や買取にも対応していますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。